MCTオイルの活用として、今おそらくもっとも注目を集めているのが、
認知症予防としての機能です。
MCTオイルはどうして認知症予防に良いとされるのでしょうか。
キーとなるのが、「ケトン体」。
「ケトン体」は、脂肪が分解されると変化する物質で、
人間の体を動かすエネルギー源のひとつです。
このケトン体が、認知症においては非常に重要な役割を果たします。
認知症は、脳の血流がうまく働かないことに起因するといわれています。
車でいうと、ガス欠のような状態。
ガソリンがなければ車が走れないのと同じで、
脳もまた、エネルギーがなければ動かすことはできません。
活用しづらくなったブドウ糖に代わりにエネルギー源となるのが、
「ケトン体」です。
MCTオイル=中鎖脂肪酸の摂取により、体内で「ケトン体」が作られ、
脳のエネルギー不足を解消することができれば、認知機能も改善するといわれています。
いくつものエビデンスがあるのですが、
薬事法により、MCTオイルは認知症に良いんです!と表現できないのが心苦しいところ。
バランスの良い食事+MCTオイルをこれからも推奨していきます。
そんなわけで、
認知症予防とともにMCTオイルの活用法も広く伝道するべく、
社内スタッフ2名とともに、認知症予防トレーニングの資格を取得しました。
認トレ協会とは、
認知症予防の専門医である広川先生のセオリーに沿って作られたプログラム。
こんな著書もあります。
脳のシナプスを活性させるさまざまなトレーニングを盛り込んだプログラムです。
認知症は、ある日突然現れる症状ではありません。
様々な症状が行きつ戻りつ少しずつ進行していくことがほとんどだといわれています。
団塊の世代が75歳以上となる2025年には、
なんと、高齢者の5人に1人が認知症になる見込みといわれる日本。
社会全体で、この現実に対応しないといけません。
私自身も、父方の祖母が認知症患者だったので、その苦労はとてもよくわかります。
ほんの数カ月前の記憶が丸ごと消えている、と感じた時期から
数分前に話したことを繰り返すようになるまで、本当にあっという間でした。
誰もが健康に長生きできる社会を目指し、
今後もMCTオイルの普及に努めたいと思います。