【盛和塾機関誌5】両極端をあわせ持つ。

マネジメントで最も必要なことは、自分の信念に基づいて、
正しく、適切な判断を下すことである。
F.S.フィッツジェラルドの、
「一流の知性とは、二つの相対立する考えを同時に心に抱きながら、
しかも正常に機能し続けられる能力をいう」という言葉が、
なかなか具体的にイメージできず、理解するのに時間を要した。
経営者として決断を迫られるときはいくつもある。 そしてその経営者に必要なのは、大胆さと慎重さの両方を見に付けていることだという。 私はまだ会社の未来を揺るがすような大きな決断を下す立場ではないが、 現場トップとして、小さな、たくさんの判断を下す機会が多い。 在庫はどれくらい持つべきか、広告予算はどれくらいかけるべきか、 思うように働いてくれないスタッフにどう声をかけるか、
お客様からのしつこい苦情にどう対応すべきか。
スタッフに返答するときに決めていることは、筋の通った答えを、すぐに、堂々と出すこと。
なんとなく、真ん中ぐらいの判断をしてしまうと、解決はしない。 両極にある考えを、高い視点から俯瞰し、
そのときに一番正しい判断しなくてはならないのだと、改めて学んだ。 今後、重要な決断をすることが増えてくるので、
温情と冷徹さ、慎重と勇気、緻密さと大胆さ、
これらを状況に応じて使い分ける人格を持ちたい。